【全公開】資産2900万円の内訳と9年間の軌跡|年収1000万会社員のリアル

「年収1000万円の会社員って、実際いくら資産があるの?」

ネットの平均値や中央値の記事はたくさんありますが、リアルな個人の数字と、そこに至る過程まで公開しているものは意外と少ない。なのでこの記事では、私自身の数字を全部出します。

34歳、東京在住、IT企業勤務(年収1050万円)、共働き、子供2人。投資歴9年の現在の金融資産は約2,900万円です。

先に断っておくと、私は極端な節約家ではありません。外食もしますし、無痛分娩やICLといった「QOLへの支出」も惜しみませんでした。それでもこの金額を作れたのは、才能ではなく仕組みのおかげです。この記事ではその内訳と9年間の軌跡、再現性のある方針だけを抽出してお伝えします。

目次

資産2900万円の内訳

資産金額比率
米国個別株(IBM・WFC・AAPL)約1,300万円約45%
投資信託(eMAXIS Slim米国株式)約1,400万円約48%
預金約200万円約7%
合計約2,900万円100%

特徴は2つ。リスク資産が9割超という攻めた配分と、預金200万円という一見少なめの現金です。「現金少なすぎでは?」と思った方、後半で理由を説明します。

なお2025年の米国株からの配当金は約24万円。再投資と外国税額控除まで含めて運用しています。

9年間の軌跡|4つのフェーズ

フェーズ1:米国個別株からのスタート(投資1〜5年目)

私の投資は、王道の「インデックス積立から」ではなく、米国個別株からでした。マネックス証券で口座を開き、IBM・ウェルズファーゴ(WFC)・アップル(AAPL)を購入。銘柄ごとの明暗や学びは別記事に譲りますが、ここで「株価は短期では読めない」「配当は精神安定剤になる」という肌感覚を得たことが、その後の長期投資の土台になりました。

フェーズ2:家計の見える化(2021年〜)

転機は2021年。マネーフォワードMEで全口座・全カードを連携し、家計と資産推移の記録を始めました。同じ年にふるさと納税もスタート。「増やす」前に「把握する」——地味ですが、ここから資産形成のスピードが明確に変わりました。何にいくら使っているかが見えると、我慢ではなく「納得感のない支出」だけが自然に削れていきます。

フェーズ3:インデックス積立の本格化(2022年〜)

投資信託(eMAXIS Slim米国株式)の購入を始めたのは2022年から。実は個別株より後発です。旧NISA口座を活用し、現在は新NISAで積立を継続しています。

ここで効いたのが「まとまった資金の投入」。一度カーローンで購入した車をリセールの良いタイミングでほぼ購入額のまま売却し、その売却資金を投資信託の一括購入に回しました(この判断の損得計算はこちら)。開始は遅くても、入金力と継続で投信残高は3年ほどで1,400万円まで積み上がっています。

フェーズ4:仕組みの完成(現在)

現在は、楽天経済圏での生活(年間約15万ポイント獲得、通常ポイントは全額投資信託の購入へ)、固定費の最適化(格安SIM、民間保険ゼロ)、自動積立——と、ほぼ何も考えなくても資産が積み上がる状態になっています。日々やることは、月1回マネーフォワードのグラフを眺めるくらいです。

預金200万円で大丈夫なのか?

リスク資産9割・現金200万円という配分に驚かれることがあります。わが家がこれで成立している理由は3つです。

  1. 共働きの二重収入:夫婦どちらかの収入が途絶えても家計が即死しない
  2. 公的保障+団信:会社員は高額療養費制度・傷病手当金が厚く、住宅ローンには団信が付いている。だから民間保険もゼロ
  3. 投信は流動性が高い:本当の緊急時は数日で現金化できる

つまり「生活防衛資金=現金で1年分」という定石を、世帯の属性に合わせて再設計した結果です。ここは家庭の状況によって最適解が変わる部分なので、真似する場合は必ず自分の条件で考えてください。

やったこと・やらなかったこと

やったこと:インデックス積立の自動化/楽天経済圏への集約/ふるさと納税・医療費控除などの税対策/家計の見える化/リセールを意識した車の購入・売却

やらなかったこと:極端な節約(食費の切り詰め、趣味の我慢)/FXや短期トレード/よくわからない金融商品/付き合いの民間保険

資産形成は「何をやるか」と同じくらい「何をやらないか」で決まります。

再現性のある方針5つ

  1. 先に仕組み、あとから金額:積立額より「自動で積み立つ状態」を先に作る
  2. 見える化が最初の一歩:家計簿アプリの連携だけで行動が変わる
  3. 税金から逃げない:控除・非課税制度は「確実なリターン」。投資より先に回収する
  4. 固定費は一度だけ頑張る:通信費・保険は1回見直せば効果が永続する
  5. QOL支出は削らない:続かない節約は仕組みではない

この5つの具体論は「無理しない資産形成の7ルール」でさらに掘り下げています。

まとめ

  • 34歳・年収1050万円・共働きの金融資産は約2,900万円(米国株1,300万/投信1,400万/預金200万)
  • 軌跡は「個別株→見える化→インデックス本格化→仕組み化」の4フェーズ。投信開始は2022年と遅めでも、仕組みと入金力で挽回できる
  • 現金比率は世帯属性(共働き・公的保障・団信)を踏まえた設計。定石の鵜呑みではなく自分の条件で決める

この資産推移は今後も定期的に更新して公開します。次は、資産の中核であるインデックス投資の実績をどうぞ。

※本記事は特定の金融商品の推奨ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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