確定申告をe-Taxでやる方法 | マイナンバーカード方式を画面付きで解説

「確定申告=税務署に並ぶ面倒なもの」というイメージ、まだ持っていませんか?

私は2020年から毎年確定申告をしている会社員です。ふるさと納税、医療費控除、外国税額控除、住宅ローン控除(初年度)——会社員でも申告する理由は毎年何かしらあります。そして断言できるのは、e-Taxを使えば確定申告は自宅で完結する作業になったということです。

しかも今は、マイナポータル連携でふるさと納税や医療費のデータが自動入力される時代。この記事では、e-Tax(マイナンバーカード方式)のやり方を、事前準備からつまずきポイントまで、経験者の目線で解説します。

目次

e-Taxのメリット4つ | もう税務署に行く理由がない

  1. 自宅で完結:税務署の開庁時間も混雑も無関係。子育て世帯には平日昼間の外出不要なだけで価値があります
  2. 還付が早い:e-Taxは書面提出より還付処理が早い傾向。私の体感でも申告から数週間で振り込まれています
  3. 自動入力で転記ミスが消える:マイナポータル連携で、ふるさと納税・医療費・(対応していれば)保険や証券のデータが取り込まれます
  4. 青色申告特別控除65万円の要件になる:副業で青色申告する人は、e-Tax提出(または優良な電子帳簿保存)が65万円控除の条件です。書面提出だと55万円に減額

事前準備 | 必要なものは実質3つ

e-Tax(マイナンバーカード方式)に必要なものは次の3つです。

  1. マイナンバーカード
  2. マイナンバーカード読取対応のスマホ(またはICカードリーダー)
  3. カードのパスワード2種類
    • 利用者証明用電子証明書のパスワード(数字4桁)
    • 署名用電子証明書のパスワード(英数字6〜16桁)

このパスワード、カード受け取り時に設定したきり忘れている人が続出します。3回(署名用は5回)間違えるとロックされ、解除には市区町村の窓口等での手続きが必要に。申告期限直前にロックすると詰むので、事前に確認しておくのが最重要の準備です。

さらに時短したい人は、申告作業の前に「マイナポータル連携」の事前設定(e-私書箱との連携、各社サイトとの紐づけ)を済ませておきましょう。ふるさと納税ポータル、保険会社、証券会社などのデータが申告画面に自動で流れ込むようになります。連携先によっては設定からデータ取得まで数日かかるものもあるため、申告期限の直前ではなく1月中の設定がおすすめです。

e-Tax申告の手順 | 5ステップ

実際の流れはこうです(スマホだけでも、PC+スマホ読取でも可)。

STEP
確定申告書等作成コーナーにアクセス

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」から「作成開始」→ e-Tax(マイナンバーカード方式)を選択。専用ソフトのインストールは不要で、ブラウザで完結します。

STEP
マイナポータル連携でデータを取得

画面の案内に沿ってマイナンバーカードを読み取り、連携済みのデータ(ふるさと納税の寄付額、医療費通知データなど)を取得します。

(連携画面のスクショは後ほど更新します)

STEP
収入を入力する

会社員は源泉徴収票の内容を入力します。勤務先が対応していればマイナポータル連携で自動入力、そうでなくてもスマホのカメラで源泉徴収票を撮影すると読み取ってくれる機能があり、手入力はほぼ不要です。副業の事業所得がある人は、会計ソフトで作った青色申告決算書の数字をここで反映します。

STEP
控除を入力する

自動入力されたデータを確認しつつ、漏れているものを追加します。私の毎年の定番は——

  • ふるさと納税(寄付金控除):連携で自動入力
  • 医療費控除:保険診療分は医療費通知データで自動。自費診療(ICL等)や交通費は手入力
  • 外国税額控除:米国株の配当がある人はここで入力
  • 住宅ローン控除:初年度のみ確定申告が必要、2年目以降は年末調整
STEP
住民税欄を確認して送信

計算結果(還付額または納付額)を確認し、署名用パスワードで電子署名して送信。副業がある人は、送信前に住民税の徴収方法で「自分で納付」を選択するのを忘れずに

送信後に「受信通知」がメッセージボックスに届けば提出完了です。

つまずきポイント5つ | 経験者からの先回りアドバイス

  1. パスワードのロック:前述のとおり最頻出トラブル。事前確認が9割
  2. マイナポータル連携は直前だと間に合わないことがある:連携設定は1月中に
  3. 自動入力を過信しない:自費診療・交通費・連携非対応のデータは載りません。「自動入力=全部入った」ではなく、最後に自分の控除リストと突き合わせる
  4. 還付口座の指定:本人名義の口座を指定します(公金受取口座の利用も可)。私は楽天銀行を指定し、毎年そこに還付金が入ります
  5. データは途中保存できる:「.data」ファイルを保存しておけば中断・再開が自由。翌年はそのデータを読み込むと住所等が引き継がれ、2年目以降はさらに速くなります

申告後の流れ

  • 還付金:e-Taxなら処理状況がメッセージボックスで確認でき、例年、数週間程度で指定口座へ振込
  • 住民税への反映:申告内容は自治体に連携され、翌年6月からの住民税に反映されます。控除がきちんと効いているかは6月の「住民税決定通知書」で確認を
  • 書類の保管:領収書等の添付は不要になった代わりに保存義務があります(医療費の領収書は5年など)。年ごとに封筒1つで保管しましょう

まとめ

  • e-Taxなら確定申告は自宅で完結。還付も早く、青色申告65万円控除の要件も満たせる
  • 必要なのはマイナンバーカード+対応スマホ+パスワード2種類。パスワード確認が最重要の事前準備
  • マイナポータル連携の設定は1月中に。自動入力に漏れがないかは最後に自分で確認
  • 副業がある人は住民税「自分で納付」のチェックを忘れない

確定申告は、会社員が払いすぎた税金を取り戻せる年に一度の機会です。「何を申告できるか」から知りたい方は「会社員ができる節税対策まとめ」をどうぞ。

※画面仕様・制度は毎年更新されます。最新情報は国税庁「確定申告書等作成コーナー」の案内をご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次